
「安心、最新、見栄は、金食い虫」だと学んでから
物の価値を見つめ直し、必要な物だけ残し
不要な物の管理から開放されることを目指しています。
貧乏人の家は物に溢れ、お金持ちの家はスッキリしている。
確かにドラマとかでもそんなイメージで家の中って描かれていますね~
物が多いと色んなものが揃っていて便利そうですが、置く場所の確保、維持など管理や探すことに時間を費やし、本当にやりたいことに集中できないことに気づきました。
「物を捨てる=もったいない」私も未だに思っていますが、自分が思っている以上にそれに価値があるか怪しいことが最近わかってきました。
この記事が断捨離のきっかけになれば幸いです。
- 家の中を片付けたい
- やりたいことをするためにミニマムになりたい
- 物を手放すタイミングがわからない
結論
断捨離は、目的と自分の価値観に沿って行うことが大事です。
物を捨てるだけでは、物は長期的に見て減りません。断捨離とは後述しますが、物を捨てることだけを指す言葉ではないということです。
物を買うことにも意識を向けなければ、物は増えていきます。
ミニマリストに憧れて←これは実生活に合っていない場合、無理が生じて長続きしないです。
大切なのは、ミニマリストになることではなくミニマムにして何をしたいかを考えましょう。
また同居者がいる場合、断捨離の仕方を間違えると喧嘩の火種になりかねませんので、ご注意ください。その上で、断捨離のメリット・デメリットは以下になります。
- メリット
- 室内空間にゆとりが生まれる
- 物を探す時間が減る
- 掃除などの家事が楽になる
- 浪費が減る
- デメリット
- 再度、必要と思い買い直す場合、費用がかかる
- 捨てる時に費用や労力がかかる

メリットは、今後の生活をより良くする意味が強く、
デメリットは初期投資や買い直し時の費用面といったところですね、
精神面における「もったいない」という考えを切り替えることができれば、メリットが大きいですね。
断捨離とは?
具体的な断捨離のステップの前に断捨離について簡単に解説します。
断捨離(だんしゃり)とは、沖正弘が提唱したヨーガの思想
「断捨離」のそれぞれの文字には、ヨーガの行法(ぎょうほう)である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)に対応し、
断:入ってくる不要な物を断つ。
捨:家にずっとある不要な物を捨てる。
離:物への執着から離れる。
という意味がある。
(wikipediaより引用・抜粋)
日常生活に置き換えると、
・不要なものを買うの断ち
・家にある不要な物を捨て
・「もったいない」などの物への執着を捨てる。
ということです。
この「不要な物」が人によって様々なので、難しいところですね。
そこで、自分の中で価値・判断基準を持つことが大事になってきます。
断捨離ステップ①:価値基準を設ける
いる物、いらない物というのは、言い換えると自分にとって、価値があるもの、価値がないものということになります。ここで大事なのは、「自分にとって」です。
誰かの為ではなく自分にとってです。大事なことなので2回言いました(´ε` )
価値=値段ではないので要注意です。
そして価値は大きく分けて2つあります。
1つ目~物自体の価値
2つ目~物を使うことに対する精神的価値
物自体の価値というのは、その物が発揮する価値です。例えば収納ボックスなら収納力。時計なら時間を把握するなどです。
物を使うことに対する精神的価値とは、お気に入りの時計をつけることでモチベーションがあがるなど所有者にとってプラスに働くことを指します。浪費というのは、実は精神的価値に含まれてきます。
例えば、車自体の価値が、プライベートな空間を確保し、自由なタイミングで移動できるとするならば、新車でなくても高級車でなくても良いわけですが、「安心・見栄・最新」という金食い虫が加わると、中古より新車が安心!高級車!最新の設備で快適!と本来の車が持つ価値以上に値段は跳ね上がります。所有欲が満たされるというのは、精神的価値になります。
精神的価値や浪費は一定数必要と思っており、否定はしませんが少ないに越したことはありません。
くどいようですが、安心・見栄・最新は金食い虫です。気になる方は、下の動画を見てみて下さい。とてもわかり易く解説されており、私は何回も見返しましたし、思い当たる節が多々ありました。
価値のあるものを残して、価値のない物を捨てる。
そして今後は、価値を感じれるものを買うといことです。
「〇〇さんに貰ったから~」「まだ使えるかも、もったいない」
人がどうこう言おうが、ドラえもんのジャイアンを除けば、あなたの物はあなたの物です。
あなたが価値を見いだせないなら執着せずに、その物は捨てましょう。
断捨離ステップ②:断捨離する目的を明確にしよう
断捨離が目的になってしまうと結論、失敗します。というか継続できないことが多いです。
断捨離は、目的というより手段です。
私の場合、探すことに費やす時間を減らし、不要な選択に頭を使わず、やりたいことを自由にするために足かせとなる物を手放し、お金の使いみちを見定めることを目的としています。
最終的には、良いお金の使い方をする為に断捨離をしています。自由が欲しければそれなりにお金が必要となりますからね~。
皆さんは、どうですか?
物を探す時イライラしませんか?
たくさん物があって本当に豊かですか?
人の目を気にして、物を身に着けたり所有していませんか?
なんか宗教染みて聞こえそうですが、一度振り返って断捨離の目的を考え見て下さい。
断捨離ステップ③:物を手放す基準を決めよう

ご自身の物への価値が決まったら、捨てる基準を決めて物を手放してみましょう。捨てる基準の一例として、私が実施した基準をご紹介します。
- 1年以上使用していないもの(シーズン物は半年以上)
- 自身の価値に沿わないもの(私の場合、服は黒と決めているので、私服は基本的に黒以外捨てました)
- リサイクルショップで売っていたら買うかを想像して買わないと思ったもの(毛玉のついたブランドのパーカーなど)
手放さなかった物の基準もお伝えします。
- 無くなると困るもの(料理をするので、冷蔵庫や電子レンジなど)
- 買い直すには、大きな出費と労力になるもの(自転車は、1台しかなく買い直すと1万円以上するので捨てていません)
- 浪費と割り切っているもの(定期的に使用している筋トレグッズ)
今の生活の中でミニマムにしすぎるとストレスのかかるものは、保留したほうがよいです。
例えば、いきなり車を手放すは買い直しが大変ですので、乗る回数を減らしてみるや税金の安い車に変えかるなどを検討するほうが良いと思います。
断捨離ステップ④:小さな手放すから始めよう!
商売においてイエスセット(yes set)という手法があり、小さなイエスを積み重ねることで、本命のイエスを取りやすくなるという方法です。私は、これを応用して物を手放しました。
簡単にまとめるとこんな感じです
- 明らかなゴミから手放す
- 財布から手放す物を探す
- 机、リビングなど見える場所から手放す物を探す
- 衣服から手放す物を探す
- 押入れから手放す物を探す
- 車など大きいな物を検討する
明らかなゴミを捨てるって、そんなの当たり前だよ~と思うかもしれませんが、周り見て飲み終わったペットボトル、チリ紙、チラシ、ポテチの袋などありませんか?そんなのないよ~という方、自分を褒めてください。
財布の中は、以外にレシートや、有効期限の切れたポイントカードなどありませんか?
あまり使っていないけどポイントカード捨てるのはちょっと…という方、アプリ版があるならアプリにしてカードは捨てましょう!
机やリビングの上をよく見てみると、ホコリを被っている本や使わない食器などありませんか?
押し入れは、これいつ買った?というものありませんか?懐かしいな~と思い出に花咲くものはありませんか?
最後の車はやりすぎだよ~(;´Д`)と思うかもしれませんが、私の価値基準ですと浪費でも合ったんですね~生活水準をあげないという価値観のもとの行動なので、真似する時は前述したように、よく考えてからにしましょう。
ステップ⑤:物の手放し方

物を手放す基準ができれば、手放す先を考える必要があります。
労力とリターンも考え、物の手放す先は、以下の場所があります。
労力 | 損失 | 収益 | |
フリマアプリに出品 | 大 | 梱包・配送代等 | 中 |
リサイクルショップで売却 | 中 | なし | 小 |
資源回収に出す | 中 | なし | なし |
ゴミとして出す | 小 | 有料ゴミ袋代 | なし |
この中ではフリマアプリを使うのが一番ハードルが高いです。配送代・梱包費用等の費用がかかり、商売なので、購入者への対応等労力もかかります。お金の勉強という意味ではやる意味はあります。手放すものの中に、これは高価だったからちょっとは、利益欲しいな~と思う物があればフリマアプリを使ってみましょう!リサイクルショップで売るより高く売れることが多いです。
断捨離メインなら、フリマおすすめはしません。手早く物を処理するという意味では、リサイクルショップでの売却やゴミ・資源として出すのが良いでしょう。
ステップ⑥:買う基準を設けよう

物を手放すことができた後は、物が増えないように工夫をして心地よい環境を維持します。
当たり前ですが、何も買わなければ増えませんが、そうは行きません。
買う基準を設けることで、買っても物が増えにくい状況を作れます。
私の基準を参考に載せておきます。
- 値段で買わない
- トータルコストを考える
- 1つ買ったら1つ手放す
1.値段で買わない
安いから買うを極力しないということです。
値段=価値ではないからです。3万円の靴でも足に合っていなければ、履かなくなりますし、1000円でも十分機能すれば、それで良いものもあります。セールだから買おう!やブランド品だから買おう!ではなく、必要で買うもの、浪費として買うものを明確にして、値段で判断せずに自分の価値観に沿って買い物をしましょう。
2.トータルコストで考える。
例えば、隣町のスーパーは、卵が10円安いと行って車で行くとしましょう。言いたいことはわかると思いますが、移動時間とガソリン代も含め10円安い卵を買いに行くことが本当に良いのでしょうか?先に述べた値段で買わないことも関係しますが、シビアに値段を気にするならトータルコストもシビアに考えましょう。決して隣町に行くなと言っているわけではなく、他の用事もあり、総合的にそれが良いと判断のもと行動しているか考えましょうということです。
3.1つ買ったら1つ手放す
これは衣服がわかりやすいのですが、ご自身にとって必要な総数があるはずです。私の場合、冬ですと、基本的に半袖3枚、長袖2枚、ズボン3枚、アウター2着を1週間着回しております。その他にも服は持っていますが、全ての服が約畳1条のワードローブに収まります。それを超えた場合捨てる基準設けています。あっても着ないものが増えると「服があっても着たい服がない」という状況に陥りますので、ご注意を!
今ある物を買い替えるという感覚で買うことが物を増やさないコツかもしれません。
ステップ⑥:物への執着を減らす
大切な物や、価値のあるものを手元に残しても、いつかそれらを手放す時も来ます。それは、価値観の変化や物が壊れたなどが起こりうるからです。
壊れた場合は、手放しやすいです。しかし、まだ使えるけど使っていない。かつて価値ある物と自分で決めた物がそうなる時が来るかもしれません。
その時は、気にせず捨てましょう!
えっ(・・;)ってそんなに気持ち切り替えれませんよね…でも
大切なのは、その物よりもそれに関する思い出や体験です。写真など記録に残してから捨ててもいいと思います。
就職祝いに買って貰った時計。動かなくなってどうしようか…捨てて下さい。それか直して使って下さい。大事なのは就職祝いでプレゼントされた時の感情や体験です。
大切な人と行ったディナーの思い出は、今でも残っているはずです。メインディッシュを食べずに大事に腐らせてでも保管している人を私は、見たことはありません(・∀・)
まとめ
今は便利で、沢山の情報や物が手に入りそして消費されていくご時世です。
しかし、個人が処理できる能力がそれらに対応しているかは、別の話です。
自分らしく生活するためには、周りの価値観に流されず自分の価値観で物事を判断し取捨選択する必要があります。
断捨離で捨てすぎることもあると思います。行動すれば失敗はつきものです。でも失敗を恐れて何もしなければ何も変わりません。
私は、何回も捨て過ぎたり買い過ぎたりと失敗しております。その中でも車は、お財布的にもっとも痛い勉強代でした。しかし、行動したからこそ今があります。
断捨離もミニマリストも他者と比較するものではないので、自分にあった物との付き合い方を是非見つけて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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